皆さんは種崎敦美さんをご存知でしょうか?
種崎敦美さんはSPY×FAMILYのアーニャ役や葬送のフリーレンで主人公・フリーレン役を務めている大人気の声優さんです。
種崎さんといえば、様々な役を完璧にこなす演技力が話題となっています。
今回は種崎さんのずば抜けた演技力の秘密についてと、実際担当していたキャラクターをそれぞれ比較していきたいと思います。
種崎敦美の天才すぎる演技の秘密3選!
声優という仕事は、自分の声だけで演技をしなくてはいけません。
その中でも、種崎さんはSPY×FAMILYのアーニャといったかわいらしい声から、ダイの大冒険のダイでは、男子役を演じたりと、演技の幅がとにかく広いです。
なぜ種崎さんはこのように変幻自在にキャラクターを演じることが出来るのでしょうか?
天才ともいえる演技の秘密について、以下で詳しく説明していきます。
秘密その1:徹底的な役作り
「葬送のフリーレン」で主人公フリーレン役を演じる際、インタビューでこのように話していました。
――フリーレンの声のアプローチについて。外見的にかわいらしい印象も受けるため、高めの声などいかようにもアプローチができたかと思います。そんな中、少し低めの声のアウトプットをされていますが、種崎さんはどのようにフリーレンを捉え、役づくりを進めたのでしょうか。
種崎:私は原作を読んでいる時に、フリーレンの印象として「かわいらしい」はでてこなかったんですね。もちろんかわいいところは言い尽くせないくらいたくさんありますけど、「声」に関しては…長く生きているが故にか元々の性質か、体にあまり力が入っている感じがしなくて。私がフリーレンを演じるのであれば、自分も一番力が入っていない状態で声を出したいと思いました。なので、ディレクションがあれば変わっていたかもしれませんが、このアプローチ以外は考えていませんでした。
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原作に対する尊敬の気持ちを持ちつつ、自分なりにアレンジを加えようとしている姿を感じることができます。
種崎さんの演技力の秘密は、役作りに一切妥協しないというところに隠されているのです。
秘密その2:感覚だけではない技術力
SPY×FAMILYのアーニャ役を演じた際、種崎さんはインタビューでこのように発言しています。
――原作のアーニャの台詞は基本的にひらがなで書かれていますが、演じる上でどんなことを意識されましたか?
種崎:技術的なことで言うと、無声音の母音までちゃんと音にすることとかでしょうか……スパイのスの音も「SU」の「U」までちゃんと音にする、のような。でももしそうならなくても、その時その時でアーニャにもそんな瞬間もあるだろうというくらいの、意識しすぎないようにもしています。
ABEMA TIMES
アーニャを演じる際、ただかわいい声で話しているだけのように感じていましたが、話し方ひとつをとってみても、頭で考えて、技術的に意識していることが分かります。
天才肌の人は、自分が何故上手にできるのか言語化することが苦手な方が多いですが、種崎さんの場合は努力を積み重ねてきたからこそ、意識していることを聞かれた際にすぐ答えることが出来るのですね。
声優としての基礎がしっかり整っているからこその演技力だといえます。
秘密その3:常に謙虚な気持ちを持つ
種崎さんはアーニャ役のオーディションに受かった時の気持ちをこのように振り返っています。
種崎:「オーディションのお芝居のどこが良くて私を選んでいただいたのだろう? わからない! でも「SPY×FAMILY」に出られる! 嬉しい!」という気持ちでした。オーディションの時に私が思うアーニャを演じてみたところ「声を作らないで、もっと素直に感情マックスにして子どもっぽさを出してみて」とディレクションをいただいてしまったので「作り込みすぎてしまっていたのか……」と思い、それまでの演技プランを全て捨てて、指示された通りにやってみたんです。
ABEMA TIMES
種崎さんほどの人気声優であれば、せっかく自分が作り上げてきた役の演じ方について、指摘されたら素直に聞いて修正することに抵抗を感じる方も多いでしょう。
しかし、種崎さんは常に謙虚な気持ちを持ち続け、時には自分の作り上げたプランを全て捨ててまでも、素直に人の意見を取り入れることが出来る方なのです。
決して天狗にならずにひたむきに取り組まれているからこそ、私たちに感動を与えてくれるような演技が生まれているのです。
種崎敦美の天才すぎる演技・キャラクター別の声を比較!
種崎さんは今まで様々なキャラクターを演じられていますが、今回はその中でも種崎さんの演技力の幅広さが分かるキャラクターの声を厳選してご紹介します!
SPY×FAMILY アーニャ
種崎さんの存在をアーニャで知った方も多いのではないでしょうか?
かわいい声はもちろんのこと、「おでけけ♪」や「あざざます」といったアーニャ語も愛嬌たっぷりで漫画のアーニャにぴったりの声ですよね!
ダイの大冒険 ダイ
なんと、種崎さんは男役も演じた経験があります。
ダイの力強い声を聞くと、とてもアーニャを演じた人とは思えません。
鬼滅の刃 雛鶴
最後は雛鶴です。
前の2つとは異なり、大人の女性らしい落ち着いた声が印象的です。
雛鶴の声は、以下動画の0:50~からです。
種崎敦美の天才すぎる演技・まとめ
種崎敦美さんの天才すぎる演技の秘密についてまとめてみました。
- 原作を読み込み、徹底した役作りを行っている
- ただの天才ではなく、技術的なことも意識している
- 常に謙虚な気持ちを持ち続けている
種崎敦美さんといえば、2023年現在放送中のアニメ「葬送のフリーレン」で主人公・フリーレン役を演じています。
種崎さんのこれからの活躍がとても楽しみですね!
最後までお読みいただきありがとうございました。