栃木県日光市街と中禅寺(ちゅうぜんじ)湖畔をつなぐ坂道、いろは坂。
カーブが多く、春には新緑、秋には美しい紅葉が見れる絶景ドライブポイントとして有名です。
通常であれば20分ほどで上ることができますが、紅葉の時期になると渋滞で2~3時間はかかってしまうそうです。
そこで、渋滞を回避する方法を平日と土日、それぞれに分けてご紹介します。
日光いろは坂の渋滞情報(平日)
いろは坂は、平日はどのくらい渋滞しているのでしょうか?渋滞の理由、渋滞している時期や時間帯について調べてみました。
渋滞している理由
そもそも、なぜいろは坂はこれほどまでに渋滞が多いのでしょうか。
主な理由としては、
- いろは坂には上り専用の「第二いろは坂(片側2車線)」と、下り専用の「第一いろは坂(片側1車線)」があるが、どちらの坂も抜け道がなく、Uターンができない
- 観光客の増加にともなう観光バスの増加
- 二荒橋(ふたあらばし)前交差点の周囲に駐車場がいくつかあり、入庫待ちの車が数多く並んでいる
などがあげられます。
渋滞している時期(平日)
いろは坂は、平日では10月中旬~下旬に渋滞が起こると考えられます。
いろは坂の紅葉シーズンは毎年10月上旬~11月上旬ごろです。9月下旬ごろ標高の高いところから紅葉が色づいていき、徐々に山のふもとの方まで降りてきます。
特に10月中旬~下旬は紅葉のピークを迎え、平日でも渋滞が発生します。
渋滞している時間帯(平日)
平日だと大体9時~13時ごろが渋滞します。
8時30分ごろから少しずつ車が増え始め、大体13時ごろに渋滞がピークとなります。
その後は徐々に車の数が減っていき、渋滞も解消されるようです。
また、平日でも観光バスなどで道路が混雑するので、その点にも注意が必要です。
日光いろは坂の渋滞情報(土日)
土日はどうでしょうか。土日の渋滞している時期や時間帯について調べてみました。
渋滞している時期(土日)
土日も、平日と同様に10月中旬~下旬に渋滞が起こると考えられます。
ただし、見ごろを少しずらした10月上旬、11月上旬あたりも混雑するようです。
自動車だけでなく、観光バスやタクシー、オートバイなど、休日を利用して訪れる人が多いからと考えられます。
渋滞している時間帯(土日)
いろは坂の土日の渋滞のピークは、大体8時~17時ごろです。日中はほぼ渋滞していると言って良さそうです。
いろは坂は抜け道がなく一方通行なので、一度渋滞にはまるとと2~3時間は車の中にいることになります。
トイレの場所を調べておく、食べ物や飲み物などの必要物品を買っておくなど、事前に対策が必要かもしれませんね。
▼▼以下に参考になりそうな情報サイトをまとめておきます。
・日光(いろは坂・華厳滝)周辺の渋滞情報 – NAVITIME
→いろは坂周辺の渋滞予測や最寄りの駐車場の情報などが載っています。
・日光のライブカメラ|日光観光ライブ情報局 (4-seasons.jp)
→日光市内にある8つの観測地点からの映像をライブカメラで配信しています。現地の天気や紅葉の状況などがわかります。
※他にも、GoogleマップやX(旧Twitter)で「いろは坂」で検索すれば、リアルタイムの混雑状況が確認できます。
【日光いろは坂2023】渋滞回避方法3選!・平日編
平日の渋滞を回避する方法をまとめてみました。
7時に坂を上り、10時~11時に下る
平日は9時~13時が渋滞のピークなので、7時に坂を上るようにすれば渋滞を回避できます。
帰りは10~11時をめどに坂を下るようにしましょう。
▼▼交通アクセス
- 自動車→日光宇都宮道路の日光ICから約15分
- バス→JR東武線日光駅から東武バス”JR日光駅-湯元温泉(いろは坂・中禅寺温泉)”に乗り、「明智平(あけちだいら)」で下車(約40分)
時期をずらす
平日であれば、紅葉のピーク時期を少しずらして10月上旬、もしくは11月上旬~中旬に行けば、渋滞に巻き込まれることはほぼありません。
紅葉の美しいグラデーションは見ごろに比べれば劣るかもしれませんが、それでも十分楽しめるかと思います。
晴天を避ける
やはり、きれいな青空の下で紅葉が見たいと考えている人は多く、晴れの日は混雑しがちです。
そこであえて雨の日に行ってみるという選択肢もあります。
いろは坂周辺の観光地はほとんどが屋外のため、雨の日は観光客がぐっと減ります。平日ならば、かなりスムーズに観光ができるのではないでしょうか。
もちろん、雨具や防寒具が必要になるので、忘れずに用意しましょう。
【日光いろは坂2023】渋滞回避方法3選!・土日編
土日の渋滞を回避する方法をまとめてみました。
6時に坂を上り、15時までに下る
土日のいろは坂は、8時を過ぎると渋滞が始まってしまいます。6時に坂を上るようにすれば、休日でも渋滞が回避できるようです。
がんばって早起きしましょう!
帰りの時間ですが、下り方面の混雑時間は15時~19時なので、それまでに坂を下るようにすると良いと思います。
自転車で行ってみる
体力に自信のある方は、自転車で行ってみるのはどうでしょう。上り坂はきついかもしれませんが、ロードバイクや電動自転車ならば比較的楽にすすめると思います。
「現地まで自転車を持っていくのが大変」という場合は、宇都宮駅周辺にレンタサイクルがあるので利用してみるのも手です。
違うルートをたどる
いろは坂を観光する際のルートは「東照宮」→「いろは坂」→「中善寺湖~奥日光」が大多数ですが、この通常のルートとは別のルートがあるそうなので、ご紹介したいと思います。
①日光宇都宮道路の清滝ICで降りる
↓
②第一いろは坂を上る
↓
③中禅寺湖~奥日光を散策
↓
④第二いろは坂を下り、東照宮を観光
みんなが最初に行こうとする東照宮を最後に回ることで、混雑を避けて渋滞を回避することができるそうです。
ただし、このルートも8時を過ぎるとやはり混雑してしまうので、6時か、遅くとも7時までには行くようにしましょう。
【日光いろは坂2023】渋滞回避方法・まとめ
いろは坂の渋滞を回避する方法のまとめです。
- 平日は7時~11時までに行く
- 土日は6時~15時までに行く
- 紅葉のピーク時を避け、10月上旬、もしくは11月上旬~中旬に行く
- 雨の日に行く
- 自転車を使用する
- 通常とは違うルートをたどる
これらを参考に、ぜひいろは坂の美しい紅葉を楽しんでみてくださいね。