長野県にある栂池自然園(つがいけしぜんえん)は、標高1900メートルに位置する日本でも有数の高原湿原です。
麓より一足早い秋の訪れとなる自然園一帯では草もみじが9月下旬ごろから見頃となり、約5.5キロの遊歩道を美しく彩ってくれます。
また、山頂に初冠雪があると、雪・紅葉・緑の三段紅葉も楽しめることから長野県でとても人気の高い紅葉スポットとなっています。
そこで今回は、栂池自然園紅葉の混雑回避方法について、平日と土曜日・日曜日の週末の2パターンに分けてご紹介していこうと思います!
栂池自然園紅葉2023の混雑状況・1番混雑する時期について
栂池自然園の紅葉が色づき始めるのは9月初旬ごろからで、9月下旬ごろから本格的な紅葉シーズンを迎えます。
10月中旬ごろまで見頃の栂池自然園では、ダケカンバの黄色、ナナカマドの赤、常緑のオオシラビソがメリハリのある紅葉風景を作り出し、人々の目を楽しませてくれるそうです。
栂池自然園へはゴンドラとロープウェイを乗り継いで行くことができるので誰でも安心して散策することができますが、紅葉シーズンはこのゴンドラやロープウェイが非常に混雑します。
特に混雑が予想されるのは週末の土曜日・日曜日で、朝9時から14時の時間帯にもっとも人が訪れるそうです。
2023年は、9月30日(土)・10月1日(日)・10月7日(土)・10月8日(日)あたりが特に混雑するのではないかと思います。
麓から栂池自然園までの所要時間が、ゴンドラ約20分+乗り換え200メートル+ロープウェイ約7分+入口まで約500メートルかかるので、ゴンドラやロープウェイで1時間以上の待ち時間が出た場合、栂池自然園までトータルで2時間以上かかることもあるそうです。
中部山岳国立公園の環境保護のため栂池自然園への一般車の乗り入れは禁止されていますので、紅葉を楽しむためにはゴンドラとロープウェイに乗車することが必須となるのでそこがどうしても混雑してしまうのですね。
また、駐車場においても朝7時でほぼ満車になる駐車場もあるそうです。
より混雑が予想される土曜日・日曜日は遅くとも8時までにはゴンドラチケット売り場に到着し、車で行くなら早めに駐車場に到着しておくのがいいかもしれないですね!
栂池自然園紅葉2023の混雑回避方法5選!【平日編】
過去の平日の栂池自然園の混雑傾向を元に混雑回避方法を考えてみたところ、時間別・曜日別の2つありました!
混雑回避方法①:朝6時から9時ごろに行く
朝早い時間帯はまだ人が少なく、10時ごろから人が増え始めるそうです。
なので、平日の場合は朝6時から9時ごろの間に行くのがいいかもしれないですね。
朝が早いのは苦手だな…という方は、15時ごろから人が帰り始めるのでそれ以降に行くのもいいと思います。
ただ標高1900メートルということもあり気温が麓とは随分異なるので、夕方以降に行く場合はしっかりと防寒対策をしていくことをオススメします!
混雑回避方法②:火曜日・水曜日・木曜日に行く
曜日別の混雑傾向を見ていると、平日の中では休日と隣り合わせの月曜日と金曜日はやはり混雑しそうです。
特に金曜日は休日並みに混雑する日もあるみたいで、朝7時半にはチケット売り場に100人ほどの行列ができていた日もあるそうです。
なので、混雑を回避するためには月曜日や金曜日は避け、中日の火曜日・水曜日・木曜日に行くのがいいかもしれないですね。
栂池自然園紅葉2023の混雑回避方法5選!【土日編】
休日の混雑回避方法も考えてみたところ、主に3つありました!
混雑回避方法③:休日は朝8時ごろまでに行く
休日も平日と同じく朝早い時間帯はまだ人が少ないので狙い目ですが、混雑し始める時間が平日に比べると早いので朝6時から8時ごろまでに行くのがいいと思います。
また、休日も15時ごろから帰り始める人が多いので夕方以降もおススメです!
ただ、ライトアップはされていませんのでそこに注意は必要です。
混雑回避方法④:公共交通機関を利用する
土曜日・日曜日の週末は平日よりもかなり混雑しますので、駐車場のことや渋滞のことを考えると公共交通機関を利用するのもいいと思います。
公共交通機関を利用することで駐車場の心配はいらなくなりますし、確実に近くまでも到着できます!
もし車で行く場合は、栂池高原内中央駐車場に止めることができます。
ここが満車の場合は、鐘の鳴る丘第一駐車場・栂池第二駐車場もあります。
ただ、第一・第二駐車場になるにつれて距離も遠くなりますので、公共交通機関を利用するのがやはり確実かなと思います。
混雑回避方法⑤:旅行会社のツアーを利用する
人気の紅葉スポットだけに週末の土曜日・日曜日の混雑を避けるのはどうしても難しいところはありますが、駐車場やチケット売り場の混雑を避けるために旅行会社のツアーで行くのもいいと思います。
旅行会社のツアーだと、ロープウェイのチケットをわざわざ並んで買う必要もありませんし、駐車場を探す手間も省けます。
紅葉シーズンになると様々な旅行会社からツアーが販売されていると思いますので一度調べてみるといいかもしれないですね!
栂池自然園紅葉2023・まとめ
いかがでしたか?
自然園一帯が、緑から「草もみじ」と呼ばれる黄金色に変わり、ナナカマドやダケカンバなどの樹木が赤色や黄色に色づきメリハリのある紅葉風景を作り出してくれる栂池自然園の紅葉は、2023年もやはり混雑するでしょう。
けれども、平日の場合は火曜日・水曜日・木曜日の朝6時から9時ごろに行ってみたり、土曜日や日曜日の場合は公共交通機関や旅行会社のツアーを利用して行くと、多少なりとも混雑は回避できると思います!
きっと「来てよかった」と言える紅葉スポットのようなので、ぜひ混雑回避の方法を念頭に入れて紅葉を堪能してください!
お出かけの際は、防寒対策と、舗装されていない道も多いので歩きやすいスニーカーで行くことを忘れずに!